アメリカに住みたい、またはアメリカで仕事をしたいと考える日本人は多いですが、ビザ(VISA)の取得が難しく、アメリカに住むことを諦めてしまう方も少なくありません。そこで「アメリカ人と結婚して永住権(グリーンカード)を取得することができるのか?」という疑問を持つ方も増えています。
アメリカの永住権(グリーンカード)取得のためのプロセス
アメリカに永住するためには、ビザや永住権(グリーンカード)が必要です。日本人がアメリカ人と結婚する場合、婚約者ビザ(Kビザ)を取得し、その後永住権(グリーンカード)を申請するという流れが一般的です。この方法であれば、比較的スムーズにアメリカに住むことが可能です。
アメリカ人配偶者が永住権のスポンサーとなるため、アメリカ人と結婚していれば、永住権取得のハードルが下がります。
アメリカ人との結婚
日本人女性がアメリカ人男性と結婚するケースが多いですが、日本人男性とアメリカ人女性の組み合わせも存在します。日本人とアメリカ人が出会う場面としては、語学留学中に出会う、またはアメリカ人男性が日本に駐在しているときなどがあります。
偽装結婚に注意:アメリカ永住権取得のためのリスク
ただし、アメリカに住むために、アメリカ人男性と結婚するのは危険です。特に、紹介業者を通じて有料でアメリカ人を紹介してもらい、形式的な結婚をするケースではトラブルが生じることがあります。アメリカの移民局は、偽装結婚を厳しくチェックしており、真実の結婚生活を証明できない場合、永住権は取得できません。
結婚生活の実態を証明するためには、一緒に過ごした写真や旅行の記録、お互いのコミュニケーションの証拠などが必要です。偽装結婚の場合、これらの証拠が不足することが多いため、永住権申請が難しくなります。
アメリカ永住権申請のための注意点
アメリカに永住するためにアメリカ人と結婚する場合、結婚生活が本物であることを証明する資料が重要です。また、結婚目的での永住権取得を目指す場合、移民局が申請を却下することもあります。そのため、アメリカに住むことを目的に結婚するのではなく、本当の結婚を心がけることが大切です。
結論:永住権取得目的の結婚はやめましょう
アメリカ人と結婚して永住権を取得する方法は存在しますが、偽装結婚や移住目的の結婚は避けましょう。正当な理由で結婚し、真実の結婚生活を送るようにしましょう。
カリフォルニア拠点(サンフランシスコ・ベイエリア・ロサンゼルス)
カリフォルニア弁護士・日本弁護士
田中良和