カリフォルニア州では、2025年1月から州全体での最低賃金が$16.50/時に引き上げられました。これに加えて、多くの市や郡では独自の条例により、さらに高い最低賃金が定められています。
以下は、主要な都市・郡における2025年7月現在の最低賃金の一覧です。
地域 | 最低賃金($/時) |
---|---|
Emeryville | $19.90 |
Berkeley | $19.18 |
San Francisco | $19.18 |
Mountain View | $19.20 |
Sunnyvale | $19.00 |
Milpitas | $18.20 |
Pasadena | $18.04 |
Los Angeles(市) | $17.87 |
Los Angeles(郡) | $17.81 |
Santa Monica | $17.81 |
Alameda(郡) | $17.46 |
Fremont | $17.75 |
地域別最低賃金の比較グラフ
視覚的に分かりやすくするために、地域ごとの最低賃金を棒グラフにまとめました。

補足:特定業界における特別最低賃金
- ファストフード従業員:$20.00(2024年4月〜)
- ホテル・空港従業員(Los Angeles市):$22.50
- 医療従事者:施設規模により$18〜24(段階的引上げ中)
まとめ
カリフォルニア州では、生活コストの上昇を背景に、地域ごとに最低賃金が多様化しています。企業側には柔軟な給与設計が求められ、労働者にとっては居住地域によって生活水準が変わる可能性もあるため、最新の最低賃金情報を常に把握することが重要です。
※本記事は一般情報を目的としたものであり、法的助言を構成するものではありません。具体的な状況に応じて、専門の弁護士にご相談ください。
カリフォルニア拠点(サンフランシスコ、ベイエリア、ロサンゼルス)
カリフォルニア州弁護士・日本弁護士
田中良和